![](https://fhn.co.jp/wp/wp-content/themes/wp-templ/assets/img/works/c-mv_bg.jpg)
![](https://fhn.co.jp/wp/wp-content/themes/wp-templ/assets/img/works/c-mv_bg_sp.jpg)
WORKS 施工事例
![「やすらぎ」を求めた住まい](https://fhn.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/05/f407-app-scaled.jpg)
名古屋市
「やすらぎ」を求めた住まい
大学教授として、多忙な日々を過ごされるKさん。その地位や立場から、期待や責任を背負い、さまざまなプレッシャーと向き合う日常の中、唯一その緊張感から解き放たれ、本来の自分自身に戻れる場所が住まい。だからこそ、Kさんが住まいに求めたものは「やすらぎ」でした。
「私」を解放できる場所。求めたものは、やすらぎ。
Kさんにとってやすらぎとは何か。それはまぎれもなく家族と過ごす穏やかな時間、そして自分の趣味に没頭する時間に他なりません。こうした時間が心おきなく持てることで毎日が充実し、仕事にも集中して取り組むことができるのです。
つまり、Kさんにとっての住まいとは、どこよりも安らげる場所でなければなりません。住まいは、その人の生き方を映し出す空間である。そのことを、改めて強く感じることのできる一邸です。
目次
・家族の時間
・趣味の時間
・日本旅館をイメージしたゲストルーム
・5年かけて苦労した土地探し
・価値観を共有できるパートナーとの出会い
家族の時間
主張しすぎない空間が家族の時間を見守っている。
Kさんが求めた「やすらぎ」のひとつ。それは、家族の時間。Kさんが描こうとしたのは、家族の存在がいつも感じられる家です。
そこで、上階にはプライバシーに配慮した個室を配置し、下階を家族が集うパブリックスペースフロアとして設定。リビング、ダイニング、キッチンで構成されるパブリックスペースは、つながりのある空間としました。さらに、吹き抜けによって上階とのつながりも感じられる空間に。家族がどこにいても存在を感じられる住空間は、家族一人ひとりの安心感にもつながっているでしょう。
書斎は、Kさんの希望でリビングのとなりに。必要に応じて引き戸で区切られるようになっていますが、いつも開けたままだそう。
そして、やすらぎを醸し出しているのは、無垢材と塗り壁のやさしい素材感ではないでしょうか。「温度や湿度によって隙間が変化する無垢材の床は、木が生きている証。家が呼吸しているような、この感覚がとても好きです」。さらに、色を抑えた配色も、やすらぎを誘う一つの要因に違いないです。
主張しすぎない住まいを作りたかったとKさんは語ります。そこで、基調は落ち着きのあるベージュとダークブラウンに設定。窓から眺める自然の緑や花、インテリアで飾る小物などで、色を添えることで十分だとのお考えでした。空間の随所には、かつて油絵やトールペイントを教えていたという奥さんの作品も飾られています。そうした作品の数々も、Kさんがやすらげる要因でしょう。こだわりは、ライティングにも見てとることができます。間接照明を使用し、明るさを抑えた空間は、穏やかな雰囲気を引き立てています。
趣味の時間
もうひとつの「やすらぎ」は、趣味の時間。
音楽ルーム
ジャズピアノやドラムを演奏するKさんがこだわった音楽ルームは、反響に配慮し、何度も試行錯誤を重ね、作り替えました。
CDの楽曲に合わせ、演奏することもあるというピアノやドラム。Kさんはバンド経験もあるそう。
ワインセラー
ワインセラーを地下ガレージの一面に設置。温度管理されたワインセラーの中には、600本以上のワインが並んでいるそうです。各国別に棚を設け、整理されているそう。
ワインを知ったことで、自分で料理する楽しさも知ったとおっしゃいます。まさに、この住まいは、Kさんが緊張を脱ぎ去り、自分本来の姿に戻れるかけがえのない場所なのです。
日本旅館をイメージしたゲストルーム
傾斜地を利用したプランニングのため、地下を含めた四層のフロア構造になっています。
アメリカでの在住経験を持つKさん。海外では知人の私邸に宿泊する機会も度々あるそう。また、その逆に彼らが訪ねてくることもあるそう。こうしたご経験からか、外国の人が自然に溶け込める家、外国の人が泊まっても違和感のない家をめざしたと語ります。無垢材の床、塗り壁はもちろん、そのこだわりを端的に表現しているのがゲストルーム。将軍ルームと名付けたこの部屋は、まさに日本旅館を彷彿とさせる。外国の知人のためにテーブルと椅子がセッティングされています。国籍を問わず知人が気兼ねなく宿泊できるよう、家族のスペースとは別のフロアに設けたそうです。
家族のリビングには、アメリカ在住時代からの憧れだった暖炉を設置、穏やかな空間に優雅さを添えています。
5年かけて苦労した土地探し
Kさんが最も苦労されたのは、土地探しでした。斜面を利用して立体的な家にしたいとお考えだったため、なかなか決定には至らなかったそう。5年の歳月をかけ出逢えたのが、現在の場所。森に隣接しているため、ダイニングや中庭から、見事な借景が楽しめます。森と調和した植栽は、外からの視線を遮る役割を果たしています。木々の成長が楽しみに加わりそうです。建物に緑が寄り添い、ひときわ美しい存在感を放っています。
価値観を共有できるパートナーとの出会い
Kさんが住まいづくりにあたって、当社をパートナーに選んでくださいました。初めてモデルハウスを訪れた時、第一印象で惚れ込んだとおっしゃいます。他のメーカーのモデルハウスをご覧になった後、再度訪れ、ご自分の直観に間違いはないと確信されたそう。「毎日がとても充実している」と笑顔で語るKさん。その言葉が、住まいの満足度をありのままに表しているに違いありません。こうした思い通りの住まいを建てることができた喜び、思った以上の家に出会えた感動は、当社が住まいを通してお客様に感じていただきたいという願いでもあります。
住まいは、決して建てることで終わりではない。メンテナンスやリフォームも必要です。そのためにも長く付き合える信頼関係が不可欠な要素であることは間違いないです。20年後も、30年後も、いいと思える家づくり、そして出会えてよかったと思える家づくりを目指します。価値観を共有できるパートナーと出会うことで、自らの理想とする住まいを実現できます。いいパートナーと出会うことが、いい家づくりの近道でしょう。