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2024.08.10

お知らせ

CLTとツーバイフォーのハイブリッド構造

日本ツーバイフォー協会の機関誌2024夏号に掲載されました!

経済性やSDGSsへの貢献からツーバイフォーを選択
CLTが現しで採用された自動車学校の木造校舎

 2023年11月に愛知県春日井市に完成した本施設は、地元で60年以上の歴史をもつ自動車学校の建て替えによる新しい木造校舎です。
東海エリアで輸入住宅の設計・施工実績が豊富な住宅会社と、同社で家を建てたオーナーとの縁により実現した建物です。
競合他社の非木造の提案と比較し、ツーバイフォー工法は低コストで減価償却が早く、気密・断熱性能の高さで光熱費を削減できる経済性や、木は吸収した炭素を貯蔵することからSDGs に貢献できるという環境面など、木造ならではの強みや設計提案の良さが選択の決め手となったそうです。
 1階には待合ホールや講習室、会議室などが入り、2階には大小の教室、自習コーナーなどが設けられています。構造材として約250㎡の屋根全面には5層(厚さ150mm)の、2階床に7層(厚さ210mm)のCLT が使用されています。
CLTは国産ヒノキ材が用いられて表面に節が少なく見た目の良い材が選別されて、待合ホールや自習コーナーに現しで用いられ、木造の温もりがインテリアとしても表現されています。CLT を使ったツーバイフォー建築は、商業施設などで木造で広々とした空間を求める事業者の方にも広く評価していただいています。
 近くに空港があるため、日中は上空で飛行機が数多く行き交いますが、「室内にいるとその音が聞こえないぐらい静かです」と職員の方から好評を得ています。
新校舎を使う教習生からは「気持ちが落ち着く」「温度、湿度がちょうどよく過ごしやすい」といった声が寄せられ、木造の快適さ
が体感として伝わっているようです。

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