WORKS 施工事例
名古屋市
家(器)は少し地味に、シンプルを推奨
特別あつらえで新調した洋服が、年数を重ねるごとに体に馴染んでくるように、この家はとても快適で心地よいという。
新しい家ができて一年目は誰もが軽い興奮状態のなかで緊張して暮らす。そんな緊張感をほぐしてくれたのが庭いじりだった。家づくりの楽しみを100とすればその70%が庭いじり、そんな楽しいことを放棄するなんてもったいないというのがTさんの持論です。Tさんを開眼させた庭仕事の楽しみ。庭という大きなキャンバスに、絵を描くように植物をデザインしていらっしゃるそうです。
写真撮影の時に、いつも気になって残念なのは美観を損ねる電線や街路灯です。
駐車場までも全体の調和を考えてデザインした恒川邸であるのに、一番いいところにある街路灯がせっかくの景観の邪魔をしています。外観デザインは当世風の輸入住宅のそれではなく、どちらかといえばシンプル。室内も気に入ったものだけを置くように心がけていらっしゃるから、すっきりしています。プランを考えるにあたっては、部屋数よりも大きな住空間を念頭に置かれたという。家(器)は少し地味に、シンプルに作っておくほうがすっきりとした住まいにできるというのがTさんの考え方。どこを撮っても絵になる場面で、撮影のために花を飾ったり小物を置いたりはしていないです。