輸入住宅や店舗・医院の設計建築を行うフロンヴィルホームズ名古屋「施工事例」ページ

WORKS 施工事例

骨董アンティーク家具の似合う家

岐阜市

骨董アンティーク家具の似合う家

輸入住宅を住みこなす

おしゃれなデザインや気密性にすぐれた構造という理由から輸入住宅が選ばれることも多いですが、S家ほど輸入住宅を住みこなしている家庭は少ないでしょう。
足の弱いお母さんは、ルームシューズで暖かい室内を歩くことができる。フラットな床も足元にやさしく洋風の住まいが暮らしをイキイキさせているよう。

玄関

「ケンタッキーブルーグラス」という冬芝を植えているから冬の間も芝生は青いそう。ポーチには400mm角のアドヴァンピーコックというインド産の石貼り。Sさんのこだわりが住まいをいっそうステキに。

木製玄関扉:アメリカのNORD社

玄関ホール

しっとりした味わいのある塗り壁に、光がやさしい影をつくっている。

リビング

斜め天井の吹抜け空間が開放感のある伸びやかな住空間をつくります。寄木ムク材を用いた床、天井、腰壁、塗り壁に素材感があり、暖かみをもたらす。
本物の素材を用いることはコスト面でも多少高いですが、時を経るごとに味わいが増します。
気密性にすぐれた輸入住宅は太陽の光を逃がず、暖かく植物の生育もいたって良好です。ペアガラスによって結露もなく快適。壁面をビニールクロスからペンキ塗装に変更したのも、光のやさしい影を楽しみたいから。

天井・腰壁:レッドウッドの無垢材
床:モンティセロ

外観

どっしりと重厚感のあるデザイン。左右シンメトリーにとったドーマーとチムニーがアクセントを加えた、風格のある建物です。

屋根:カラーベスト
外壁:フロンヴィルブリックスタイル

デッキ

リビングから床つづきのデッキ。気候のよいときはバーベキューを楽しむ。花づくりなど庭の手入れも篠田さんの休日を充実させているようだ。テーブルではオキザリスやスノードロップが可愛い花を咲かせている。

思い入れのある建物と家具

明治村の建物に心ひかれたというSさん。塗装壁ひとつをとっても「汚れが目立つ、ヒビが入る」と、一般工務店の施工側はとかく敬遠しがちでしょう。
しかし、塗装壁にイギリスの古いガラスのシェードから漏れる光のすばらしさはたとえようがありません。

お気に入りのアンティーク家具や調度品がぴったりと決まる住まいは、Sさんの趣味をいっそう深めています。ひとつひとつの家具に思い入れがあり、住まいと同様に使いこなされています。

Sさん宅の家具・調度類はアンティークでまとめられています。リビングのライトは英国のガス灯であった入(ニュウ)の入ったガラス製。ダイニングテーブルセットは、ユダヤ系イギリス人の使用していた、くるみ材の珍しいもの。潜水艦に付いていたというスミスの時計は、余韻のある音を残しながら時を刻んで。

アンティーク家具と調度品

リビングに置かれたサイドボードはイギリスのアンティーク。くるみ材にエレガントな細工がしてある。引き出しの内側には鉛を貼ってワインを冷やす仕掛けも。木の持つ風合いと年月が味わいのあるぬくもりをかもし出す。

玄関ホール正面に置かれた花台は、やはりくるみ材でイギリスの年代物。優美な脚のデザインに注目。

寝室
天井部に小屋裏に上る階段収納が見える。ベッドもアンティーク家具。

子供室
窓枠のクロスの使い方が楽しい。

凝り性のSさんが選んだ輸入住宅

Sさん宅の芝生は冬でも青い。それは夏の間、青々としていた芝が疲れを見せてくる頃に、ちょうど芽出しをする冬芝(「ケンタッキーブルーグラス」という品種)を植えているからだ。Sさんの完全・徹底主義が家づくりの過程で発揮されなかったはずはない。

「中途半端な洋風住宅は避けたかった」

数年を経ると、みすぼらしくなる家が最近は多いように思われる。Sさんが建てたいと思った家は、古くなって味の出てくる家だ。あらゆるメーカーにあたってみたが、Sさんの考えているような家、つまり本物の素材を用いた家は、とんでもなく予算オーバーの見積もりが出た。そのなかで比較的予算に近かったのが、Sさんの選んでくださったフロンヴィルホームズ名古屋でした。ちなみに、大手ハウスメーカーとの見積もりの差は約1000万円であったそう。予算オーバーの大手メーカーの見積もりは、「既製服屋に注文服を頼んだようなものですね」とSさん。「輸入住宅は高いものと思い込んでいる人も多いようですが、ニーズに合えばそうでもありません」とつけ加えています。
洋風住宅と言えばあくまでも洋風なのであってどこかに必ず中途半端な部分が出てきてしまう。たとえば洋風の家なのに犬走りがあったりという具合に。洋なら洋で徹底したかったSさんのポリシーを貫くためにも、当社の選択は正解であったようです。

「日本の家屋は寝たきり老人をつくりますよ」

とSさんは仰っています。
確かに足腰が弱くなってからはベッドや椅子の暮らしの方が快適かもしれないですね。
70才を過ぎても美しいお母さま。アンティーク家具に囲まれたS家の人々はあたたかい。家具や植物を大切にする気持と共通しているのでしょう。

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