輸入住宅や店舗・医院の設計建築を行うフロンヴィルホームズ名古屋「施工事例」ページ

WORKS 施工事例

(旧)モデルハウス・ファーリントン

長久手市

(旧)モデルハウス・ファーリントン

ファーリントン

CBCハウジング長久手住まいの公園内に18年間佇んでいた、モデルハウス・ファーリントン。
ご存知の方もそうでない方もいらっしゃいますが、その建物の記憶を甦らせて少し紹介をいたします。



フロンヴィルホームズ名古屋らしさをふんだんに取り入れた落ち着いた空間です。建物の中は、丸みを帯びたアール状のデザインが、床や壁などいたるところに採用されています。元々欧州に多かったアール状のデザイン。スクエアの方がスペースは有効に使えますが、アール状は住む人の心が安らぐ魅力があります。
またファーリントンは「空間の広がり」があるのも特長。小さく部屋を区切るのではなく大きな一つの部屋とすることで、家自体が広く感じるようになります。空間が大きくなっても、2×4の家の特徴である断熱性、気密性の高さが発揮されるため、快適に過ごすことが可能なのです。以前、音響メーカーの方がファーリントンを訪れた際、「非常に音響が良い」とおっしゃっていました。建物に使われた材質、そして空間の広さが音響の良さにつながっているのだと思います。

北米の家づくりで大切にされるポイントに「景色を優先する」ということがあります。何より窓から素敵な眺めを楽しむことを大切にしているのです。ファーリントンではキッチンも斜めに設置し、窓の外に広がる自然豊かな景色を楽しむことができるよう設計されています。日本では南向きの家が好まれる傾向にありますが、北米の家づくりではあまり方角はこだわりません。家自体の断熱性が高いため、北向きにでも寒くなるという問題はなく、窓も大きく、北向きであってもその家の中はとても明るいものです。



アール状のデザインを多用し、空間の広がりを意識したファーリントンには、輸入住宅としての様々なテイストが随所に取り入れられています。リビングは吹き抜けに大きな縦長の窓、サーキュラー階段があり、北米の家の雰囲気を味わうことができます。窓の外に緑豊かな景色を楽しむことができるのも魅力。家の北側にはバーベキューも楽しめる家族専用のウッドデッキがあります。北米では表側はその家のステータス、裏側は家族が楽しむプライベートな空間、という考え方があります。碁盤の目ではなく、一つのブロックを回遊できるよう整備される北米の街づくり。道に沿って家が建てられるため、必然的に良い景色は家の裏側に広がることが多いのです。この住宅展示場の中でも、家の裏側(つまり展示場内からは見えない)にプライベート空間をつくっているのはフロンヴィルホームズ名古屋だけ。そこに住む家族が楽しむことを第一に考える、そんな思いでつくられる家ならではのものです。


1階には和室もあり、壁に和紙を使う一方、木製の輸入窓枠など素材に洋室と同様のものを使用。木製の窓枠は和の雰囲気にも自然に溶け込みます。畳を外して床材を張れば、将来的にはそのまま洋室としても使える部屋です。土間は趣味の部屋やビルトインガレージを想定。テラコッタタイルという、スペインで多く見られる南欧風のデザインを取り入れています。

2階には寝室横のリゾートホテルのようなバスルーム、就寝前にくつろげるセカンドリビングなど、ご家族での生活を豊かにする場所がたくさんあります。

ファーリントンが建てられたのは2001年。漆喰で塗られた外壁、窓よりも張り出したレンガ積みによる凹凸ある外観、年月を経ることで雰囲気を増した板張り部分など、古さを感じることはなく、むしろますます重厚な存在感を放っています。様々な輸入住宅の要素をストイックに詰め込んだファーリントンは、来場された多くのお客様が、ご自身の理想の暮らしをイメージするヒント、きっかけにされています。


実はファーリントンは、20年近い年月の中でその風合いを変化させてきました。インテリアは元々、シャープな雰囲気のモダンな印象の家具が中心でしたが、今は床や壁と共にアール状のデザインを中心に取り入れています。元々板張りだった外壁は、漆喰に。アンティークレンガと漆喰の素材感は、家の印象をやさしく落ち着いたものにしてくれました。外壁は一部、板張りの部分も残されており、年月を経た家の味わいも見ることができます。

人が住み、時が流れることで、家は変化するものです。新たに手を加えて、雰囲気を高めることもできれば、自然な変化によるいわゆる経年美化もあります。

親から子へ住み継がれることも多い私たちの家。住み継げる家であることは、フロンヴィルホームズ名古屋の家の大きな魅力です。年月をかけても色褪せることはなく、家が育っていくこと。手をかけたり、自然に身を任せたり、まるで生きているように成長するのが私たちの家です。