アメリカに自動車が誕生してからまだ1世紀あまり。日本でも一般に普及し始めたのが、戦後で国産車が登場してきてからです。
アメリカは、自動車の登場する前は、専ら馬か馬車で、今でも南部の方では、馬小屋のあった場所をガレージにしている家があります。
日本にも東北地方に見られた、納屋付の(馬を家の中で飼っていた)家がありましたね。
当初は、別棟にガレージを建てていましたが、母屋につける形になり、今の「ビルトインガレージ」が主流になりました。当初はガレージとして使っていても、倉庫代わりに物が増えると、車が外に出され、倉庫になります。不用品を売る「ガレージセール」はまさしく、その実態をあらわしていますね。
日本人は自動車に愛着のある人が多く、世界中で最も車をきれいに乗っています。そのため、日本でもアメリカ並みに「ビルトインガレージ」が増えてきています。
家から外に出ないで使える広い空間は、とても便利でいろいろな使い方がされるようになってきています。最近では、自動車ではなく「バイク」用のビルトインガレージだったり、カヤックやカヌーの収納スペースだったり、先日引渡をさせていただいたお宅では、高価な自転車を収納するために、「ビルトインガレージ」にフローリングをはっていました。
時代によって、また世代によって、ビルトインガレージの使い方が変って、おもしろいです。
黒川(社長日記)