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健康な庭づくりのヒント【第10回 容器での栽培と野菜の再利用】

第10回 容器での栽培と野菜の再利用

プランターや植木鉢、空き缶、木箱といった容器でも野菜や草花を育てることができます。成功するポイントは第一に容器にあった大きさの植物を選ぶこと、次に、底部の水はけを良くすることです。以下、簡単に説明します。

用土はどうしたらよいのか
土は、〇〇の土や園芸用土という名称で市販されている配合土を使うのが一番てっとりばやいです。これらはあらかじめ有機物や必要な栄養素が含まれた土になっているので、植えるものに合わせて選んでください。混ぜ合わせて用土を作る場合は、昔ながらのレシピである赤玉土中粒7:腐葉土3の割合で混ぜたものがたいていの植物によいでしょう。肥料を入れる場合には、緩効性の固形肥料を用法を守って入れます。

底に穴のない容器は
底に穴を開けられない場合は、底から1~3センチほどの厚さにミリオン(珪酸塩白土)と赤玉土大粒または鉢底石を敷き詰めて底部の排水をよくし、溜まった水の水質も護る仕組みにします。そしてこの容器には水をやりすぎないようにします。

底に穴のある鉢やプランターの場合も、底には同じ材料で排水の層を作ります。穴は鉢底ネットであらかじめふたをします。注意することは、根は土の層に張るので、容器の深さに対して排水の層をとりすぎないようにすることです。

容器をならべて数があると、オリジナリティのある空間になりますが、初めは1つ植えてみて、それが良かったら2つ目をあつらえるというように、ゆっくりと増やすとよいでしょう。草花の場合はさらに、毎年出るものか、今年限りかで選ぶことも大事です。また、不要時の収納スペースは十分かなども考えます。

種から栽培

種から育てる場合にはプランターに直播する場合と専用のトレーや黒ポットを使う場合があります。直播をする種は移植を嫌う種類の植物です。用土は専用の土または市販の培養土を使ってください。初めての種からの栽培は、野菜ならばラディッシュや小松菜、便利菜などの葉物野菜が向いています。

植えた後の管理

水やり

秋、まだ暑いなと思われる日々は毎日1回、涼しくなってきたら1日おき程度で1回水やりをします。土壌の水分を調べ、土壌が表面から10cm下まで湿っている場合は良いですが、乾燥している場合は、水を与えます。水やりの時間帯は、早朝~朝または夕方とし、緊急時をのぞいて日中の時間帯はさけます。日中ぐったりしているように見える植物も晩には回復していることが多いので、観察してみてください。夏場は1日1~2回の水やりが基本ですが、秋に入ると減らしてよく、寒さが進めば新しく植えたり蒔いたりしたもの以外への水やりは少なくなります。

肥料も重要
使いやすいのは窒素・リン酸・カリをバランスよく配合した複合肥料で、錠剤や粉末になっている緩効性(徐放性)のものです。液体肥料は植えてから1か月くらいたったら与えてもかまいません。容器が小さいときは与え過ぎに注意します。後から与える肥料を追肥といいます。

ナメクジ
ナメクジが葉や柔らかい芽などを食い荒らしてしまうことがあります。駆除剤が手元にない場合は、苗の周りに卵の殻やビールトラップを置いてみてください。 ビールはナメクジやを引き寄せ溺れさせる効果があります。

野菜の再利用

作物の中には再栽培をすることができるものがあります。やり方は簡単で、購入した野菜を水に入れて根を育てます。 根が成長したら、庭に植え替えて成長させます。次のようなものがあります。

  • ネギ
  • レタス
  • にんじん(上部の葉が出る部分)
  • 玉葱
  • セロリ
  • ニンニク
  • ジャガイモ

にんにくは水につけなくても根がでてきます。ジャガイモの芽も同様です。どちらも、そのまま植えましょう。

=追伸=

お庭の相談を受け付けますのでご遠慮なく。

小出兼久 ランドスケープアーキテクト,ASLA, 岡山県立大学非常勤講師

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Email. k.koide@docomo.ne.jp