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健康な庭づくりのためのヒント【第3回 ハーブを育ててみよう】

第3回 ハーブを育ててみよう 

~ハーブと適した場所~

ハーブは古くから人々に親しまれてきました。料理や化粧、治療、染色などの用途として常に尊ばれてきました。庭の植物としても魅力があります。豪華で派手な花が咲いたり、豪快な草姿のものはあまりありません。しかし、それでも、魅力的なものがたくさんあります。
新鮮できりっとしたシトラスの香りのレモンバーム、フェンネルのアニシードの香り、リンゴの香りのカモミール、芳香を楽しむためだけでも十分に価値のあるものばかりです。

菜園のハーブ パセリやフェンネル、セージ、ミントなど料理で使うハーブは、菜園をつくりそこに植えるとよいです。そうすると管理しやすくなり、例えば成長の早いチャービルやラディッシュなどは収穫後にその場に続けて種をまくことができ、また、ディルのように移植を嫌うハーブはそのまま植えておけます。菜園でのハーブの植え方は、他の野菜とともに直線状の畝に植えるか、あるいは他の野菜を囲むようにエッジ(縁取り)として植えてみましょう。

容器栽培はストロベリーポットで
ハーブをプランターや鉢、コンテナ容器で栽培し、家の壁や階段、塀、門扉の周りなどにおくこともよいです。高さや個数について想像力を膨らませながら、場所決めをしてみてください。場所がないときには、ストロベリーポットをおすすめします。このポットには小さなポケットのような植える場所が複数ついているので、気になるハーブをいくつも同時に栽培することができます。名前のとおりストロベリーでもいいですが、キッチンでよく使うパセリやセージなどのハーブをまとめて植えておけば、なにかのときにとても便利です。草丈が大きくなるものは一、番上の中央の穴に植えることになります。このストロベリーポットのポケットに向くハーブには、チャービル、パセリ、チャイブ、コンパクトマジョラム(Origanum vulgare ‘Compactum’)、ロックヒソップ(Hyssopus officinalis subsp. aristatus)、タイムなどがあります。

ローズマリーや月桂樹のように大きくなる種類は鉢や樽で一種類のみの栽培をします。すると見栄えがとてもよくなります。そして、こうした鉢なら、冬のあいだ室内や温室に持ち込むこともできるので耐寒性のあまりないハーブを楽しむことができます。一例として、マートル、レモンバーベナ、センティッドゼラニウム(匂いゼラニウム)などがあります。

石と石の間にはタイム
舗装された小道の石と石の間や、レンガの縁には、排水性の良い場所を好むタイムやクリーピングサボリー(Satureja spicigera)などを植えるのもハーブの楽しみ方のひとつです。少し場所をとりますがラベンダーを植えてもいいです。これらハーブは拡がるままにしましょう。時折、軽く踏みつけたところや身体に触れたところから、香りを放ちます。触れてこそハーブが匂いたつのです。ですから、その楽しみのために、通路の側に植えるのです。
パティオはエキゾチックに
パティオやテラスは、気温の高い場所や日除けになる場所を好む非耐寒性や地中海原産のハーブを魅せるには絶好の場所です。レモンの木やカルダモン(Elettaria cardamomum)、ジンジャー(Zingiber officinale)などがエギゾチックな色合いをつけ加えてくれます。

↓フェンネル、セージ、ゴールデンオレガノ(場所はどこでも)

↓通路の脇や玄関前など人の通る場所の近くにタイムを。

=追伸=

お庭の相談を受け付けますのでご遠慮なく。
メールを含めて月1回第一日曜日に行います。

小出兼久(Kanehisa Koide )
(ASLA ・RLA-RLSs-EWRI認証登録)
environmental science:日本ゼリスケ-プデザン研究協会代表理事

BLOG :http://koidekanehisa.thyme.jp/koide/
Email. k.koide@docomo.ne.jp