2×4 なるほど編

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私たちにとって最初のツーバーフォー工法のK邸では、L.D.K.が一体空間でしたが、エアコンをL.とD.K.にそれぞれ、合計2台を付けていました。断熱性能が高いとは聞いていたので、小さ目の機種にはしていましたが、結局1台しか使われませんでした。

その後も、いろんな場面で断熱性能の高さを実感して、確かに、厚い断熱材やペアガラスの木製窓は使ってはいるものの、「それだけではない」と感じていました。

しばらく在来工法の住宅も合わせて施工しながら分かったことが主に2つありました。
1つは、気密性能の違いです。ツーバイフォーは家全体が一体構造なので、屋根や全体の荷重がかかった後は隙間がなくなってさらに気密性が増すということ。一方、在来工法は柱・梁といった主要構造と床や壁の仕上材が一体にはなっていなくて隙間をなくすことがとても難しいということです。
2つめは、足触りの違いです。ツーバーフォーは床の構造材は下地材を兼ねていて、在来工法は梁という構造材に根太という下地材を取付けてから仕上げるわけです。その違いは、ツーバイフォーの、どっしりとした足触りと在来工法の、いくら厚いムク材を使ってもウグイス張りという不名誉な形で現れてしまうわけです。

ツーバイフォーは木をふんだんに使って丈夫にしていったら、気密断熱もついてきたということでしょうか。在来工法は究極の省エネ工法とも言えるでしょう。今でも木材コストを押さえるという点や歴史的建造物では充分な存在意義があります。

少々コストはかかるかも知れませんが、永~い(50年以上)目で見れば、ツーバイフォーしかないという考えに至って、在来工法はキッパリやめてしまったわけであります。