こんにちは、フロンヴィルホームズ名古屋です。
私たちは愛知県名古屋市、日進市、長久手市を中心としたエリアで、完全自由設計の注文住宅・輸入注文住宅のデザイン、設計、施工を行っています。
一言で輸入住宅と言っても、そのデザインや思想はさまざま。
私たちは北米から輸入した建材を使い、北米基調の家を建てることを大切にしていますが、そのデザインは元々、欧州から渡った人が広め、変化していったものも多いのです。
その時代や土地に合わせて生まれ今に続く伝統的なスタイルを、お客様の理想の暮らしに結び付けるのが私たちの役割でもあります。
輸入住宅と聞いて皆さんはどのような家を思い浮かべるでしょうか。
今回は代表的なスタイルの1つ、コロニアル様式をご紹介します。
コロニアルは元々、「植民地の」「植民地風の」という意味です。
1620年イギリスの清教徒たちは、宗教の自由を求めて、アメリカ北部のニューイングランド地方に入植しました。そこで建てた建物の様式を「ニューイングランド・コロニアル様式」と呼んでいます(一方、肥沃な南部のバージニア地方に、たばこの生産など経済の自由を求めて移り住んだ人たちが建てた建物は「サザン・コロニアル様式」と呼ばれます)。
ニューイングランド地方は、針葉樹が豊富。屋根材にはシダーシングル、外壁は下見板を張り、寒さをしのぐため暖炉と煙突は家の中心に配置します。
矩形平面(くけいへいめん)(※1)、切妻屋根平入り(※2)対称形デザインのケープコッド型と、切妻屋根の2階建て住宅の裏側の屋根を伸ばし、裏側からは平屋に見えるデザインのソルトボックス型があります。
シンプルさや機能性の高さが特長で、現代でもアーリーアメリカン(※3)スタイルの代表的デザインとして、とても人気があります。
写真をご覧いただいてわかる通りそのデザインは非常にシンプルで、華美な装飾は施されないのが特徴です。
輸入住宅に対して派手な家という印象をお持ちの方には意外に映るかもしれませんが、これも輸入住宅を代表するひとつの人気あるスタイルなのです。
※1 L字型などのように、長方形を組み合わされた形
※2 本を伏せたような山形の屋根。平の側(斜面がある方)に出入り口がある
※3 アメリカ合衆国独立前の時代1620年~1776年
2枚目、3枚目は、フロンヴィルホームズ名古屋によるコロニアル様式の建築実例です。