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2025.05.23

家づくりコラム

愛知で実現する、森とともにある暮らしを

愛知で実現する、森とともにある暮らしを

〜「あいち認証材」を活かした家づくり〜
フロンヴィルホームズ名古屋では、創業以来「本物の自然素材にこだわった住まいづくり」を追求してきました。
その一環として、地域の森林資源を守り、環境に配慮した建物づくりを実現するために、愛知県産の優良木材「あいち認証材」を採用している実例がございます。名古屋市東区で建築中の東白壁クリニック様。愛知県初のツーバイフォーとCLTを組み合わせた木造3階建て、内科と整形外科の複合クリニック(医療法人名甲会)です。

目次
「あいち認証材」とは?
森林の循環を守る取り組み
地元で育った優良材
木の家は「第2の森林」
実際の施工
地域と未来につなげる家づくり
最後に、暮らしの中に「森」を招くということ

「あいち認証材」とは?


地域と環境に配慮した信頼の木材
「あいち認証材」とは、愛知県内で合法的に算出されたことを証明した木材や製材加工品をいいます。森林法などの法令に基づいて管理された森林から伐採され、愛知県産材認証機構によって認証された素材です。
その特徴は、素材生産から製材・加工・出荷に至るまで徹底して追跡できる管理が行われている点にあります。認証機構からの「認証材証明書」や、出荷伝票への明示など、安心・安全な木材であることが可視化されています。

森林の循環を守る取り組み

持続可能な資源活用へ
「あいち認証材」は、森林整備を促進し、持続可能な森林資源の循環利用を目的としています。適切に管理された森から伐採されることで、森が荒廃することなく次世代に受け継がれていきます。
また、地域材を使用することで輸送時のCO₂排出量を削減することができ、地球環境にもやさしい選択になります。

地元で育った優良材

ヒノキやスギの美しさと機能性
愛知県では、西三河地域を中心に古くから植林が行われてきました。その結果、愛知県産のヒノキやスギは優良材として高い評価を得ています。
•ヒノキは、淡いピンク色で優れた光沢があり、経年とともに味わい深く変化します。
•スギは、赤みのある艶やかな木肌と美しい木目が特長で、構造材や内装材に適しています。
これらの木材は、断熱性・調湿性・音の吸収性に優れ、住空間の快適性を高める素材としても高く評価されています。

木の家は「第2の森林」

カーボンニュートラルな建築を実現
木材は、成長過程で大気中のCO₂を吸収・固定しています。建物として使用することで、その炭素は長期的に建物内に「貯蔵」され続けます」。そのため木造建築物は「第2の森林」と呼ばれています。
また、木造建築は、RC造(鉄筋コンクリート)や鉄骨造と比較して、建設時・輸送時のCO₂排出量が大幅に少ないというメリットがあります。延床面積が同じ建物でも、木造は最大約60%のCO₂排出削減が可能という研究結果もあります。

実際の施工

フロンヴィルホームズ名古屋の取り組み
当社では実際に、「あいち認証材」を使用したクリニックを設計施工しています。愛知の森で育った木を取り入れることで、素材本来の香りやぬくもり、肌触りを日々の暮らしの中で体感していただけます。

また、「あいち認証材」を使用した建築物のCO₂貯蔵量が「見える化」された「CO₂貯蔵量認定証」の交付にも対応しており、環境貢献の証を形に残すことが可能です。

地域と未来につなげる家づくり

「あいち認証材」で、持続可能な社会へ
「あいち認証材」の積極的な活用は、地域経済の活性化、森林保全、そして地球環境への配慮を同時に実現する多面的な価値を持つ選択肢です。
フロンヴィルホームズ名古屋は、こうした木材を活用しながら、地域とつながり、自然と調和する住まいをこれからも丁寧に築いてまいります。

最後に、暮らしの中に「森」を招くということ

家や施設を建てるということは、単に空間をつくることではなく、地域の未来や地球環境に対する責任ある選択でもあります。
「あいち認証材」を取り入れた住まいは、自然素材の心地よさとともに、「環境に貢献している」という確かな実感を暮らしの中にもたらします。
森と住まいがつながる家づくり。
フロンヴィルホームズ名古屋はこれからも、その価値を伝え続けてまいります。