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2024.07.19

家づくりコラム

ペンダントなど照明器具の選び方

皆さん、照明器具を選ぶとき、何を基準に選ばれていますか?

その部屋に合うデザインのもの。機能が色々付いたもの。あるいは明るさが確保できれば良い、こだわらない、という方もいらっしゃるかもしれません。
もちろんお部屋の雰囲気に合うデザインであった方が良いとは思いますが、ただ何となくの位置と数を付ければ良いという訳でもありません。
照明器具を選ぶ際、その器具の配光はどうか、つまりどういう光の出方をするかは照明計画を考える上で大事な要素の1つになります。
簡単に言いますと上向き・下向きなどの光が出る方向や、広角・狭角などの光の照射角度など器具によって様々な光の出方があります。
例えば同じペンダントライトでも全体に光を放つ照明形状と傘状で下方向を中心に明るく照らす照明では空間の明るさは変わります。
ペンダントライト ペンダント照明

照明器具の配光特性を考えながら複数の照明を選定すれば心地よい照明空間が演出できると思います。
どこを照らしたいのか、照らすことによってどういう雰囲気になるのか、意識するだけで選ぶ器具が変わってきますし場合によっては電気配線も変わったりします。
「照明を設置してみたらイメージと実際の見え方が違う」という失敗を防ぐためには、スタイルに合った配光の照明を選ぶことが重要です。


そもそも照明の配光とは?
配光とは、光源からどれくらいの角度の範囲を照らせるのかで分類したものです。
一般的に、ほぼ全ての範囲を照らせる全方向タイプ、半円状に照らせる広配光タイプの2つに分類されます。
全配光:おおよそ300度程度の範囲を照らせるもの。天井付近も明るくなるため広い空間の天井照明に適している。
全配光
広配光:約180度程度の範囲を照らせるもの。オフィスや個室などの天井照明に良く使われる。
広配光

何を選んだら良いか分からないという方はデザインだけではなく、光の出方にも着目して選んでみるのはいかがでしょうか?