輸入住宅や店舗・医院の設計建築を行うフロンヴィルホームズ名古屋「お知らせ・コラム」ページ

NEWS お知らせ・コラム

2024.07.03

家づくりコラム

木造住宅の火災保険料比較

住宅を建てる際に、多くの方が安全性と経済性を考えるでしょう。
特に火災に対する安全性と、それに伴う火災保険料の違いは重要なポイントです。

火災保険

ここでは、省令準耐火構造と普通の木造住宅の火災保険料を比較し、省令準耐火構造の「ツーバイフォー工法」のメリットについてご説明します。

省令準耐火構造とは?

省令準耐火構造とは、一定の耐火性能を持つ建物の構造を指します。
具体的には、建物の主要な構造部分が火災に対して一定時間耐えることができるように設計されており、延焼を防ぐための防火区画が設けられています。このため、火災時の被害を最小限に抑えることができるのが特徴です。

普通の木造住宅

一方、普通の木造住宅は耐火性能が省令準耐火構造ほど高くありません。
木材自体が燃えやすい素材であるため、火災が発生した場合の延焼リスクが高くなります。結果として、火災保険の保険料も高く設定される傾向があります。

火災保険料の比較

一般的に、省令準耐火構造の住宅は火災保険料が低く設定されています。
これは、火災時の損害が少なく、保険会社が負うリスクが低いためです。
一方、普通の木造住宅は火災リスクが高いため、保険料が高くなる傾向があります。
例えば、同じ立地条件で比較すると、省令準耐火構造の住宅の火災保険料は普通の木造住宅に比べて20〜30%程度安くなる場合があります。具体的な保険料は建物の規模や立地、保険会社によって異なりますが、このような傾向が一般的です。
実際に同じ建築地で同じ面積の建物で、火災保険料の比較をしてみたところ、43%も安いという見積り結果が出ました。

省令準耐火構造


普通の木造住宅

ツーバイフォー工法のメリット

ツーバイフォー工法(2×4工法)は、北米で広く採用されている木造建築の工法で、日本でも省令準耐火構造として認められています。
耐火性:ツーバイフォー工法は、壁全体が耐火性能を持つ構造となっており、火災時の耐火性能が高いです。これにより、火災保険料が安くなります。
強度:ツーバイフォー工法は、壁、床、天井が一体となった箱型構造を持ち、地震や風災に対して強い耐久性を発揮します。
施工の安定性:標準化された建材と施工方法により、品質が一定に保たれやすく、施工期間も比較的短いです。
コストパフォーマンス:鉄骨RC造より初期費用が比較的抑えられ、さらに火災保険料の節約効果もあるため、長期的に見ても経済的です。

結論

省令準耐火構造、特にツーバイフォー工法を採用した住宅は、火災保険料の面でも経済的であり、安全性も高い選択肢です。
火災リスクを抑え、保険料を節約しながら安心して住まいを提供できる点で、ツーバイフォー工法は非常に魅力的です。