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2024.06.22

お知らせ

動物病院/ペットと災害時に利用できる施設建築

はじまりは約20年前、動物病院新築のご依頼をいただきました。それから途中、何期もの増築工事に携わらせていただいています。

りんごの樹動物病院様

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今回の建築計画は、災害時にペットと利用できる、ペットとペット同伴者のための防災施設です。
 
■6月20日現場の様子/ツーバイフォーのフレーミング建て方

目次
ツーバイフォー工法の魅力
木造の医院建築
災害時の備え
災害時にペットと過ごす場所

ツーバイフォー工法の魅力

効率的な建築プロセス

ツーバイフォー工法は、規格化された木材を使用するため、設計から施工までのプロセスがシンプルでスムーズです。プレカットされた木材を使うことで、現場での作業時間を大幅に短縮し、効率的な施工が可能です。また、標準化された材料は、購入や取り寄せも容易で、コスト管理がしやすくなります。

高い強度と耐久性

ツーバイフォー工法は、木材の構造的な強度を最大限に活かす設計になっています。特に耐震性に優れており、地震の多い地域でも安心して使用できます。木材自体が柔軟性を持っているため、地震などの外部からの力に対しても効果的に抵抗します。

環境に優しい

木材は再生可能な資源であり、ツーバイフォー工法は持続可能な建築方法の一つです。適切に管理された森林から採取された木材を使用することで、環境への負荷を最小限に抑えることができます。また、木材は二酸化炭素を吸収・貯蔵する特性があり、カーボンフットプリントの削減にも貢献します。

柔軟なデザイン

ツーバイフォー工法は、自由度の高いデザインが可能です。壁、床、屋根などの構造部材を自由に組み合わせることで、様々な形状やスタイルの建物を実現できます。また、内装のレイアウト変更も比較的容易に行えるため、住まい手のライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。

断熱性と快適性

木材は断熱性能が高く、ツーバイフォー工法で建てられた建物は、季節を問わず快適な室内環境を提供します。断熱材との組み合わせにより、さらに効率的な断熱効果を発揮し、冷暖房費の削減にも寄与します。

木造の医院建築

自然な癒しの空間

木造医院は、自然素材の木を使用することで、患者さんにとって心地よい空間を提供します。木の温かみや柔らかな質感は、心理的なリラックス効果を生み出し、患者さんのストレスを軽減します。自然光と木材の組み合わせは、健康的で快適な室内環境を作り出し、患者さんとスタッフの両方にとって居心地の良い空間となります。

デザインの自由度

木材は加工が容易であり、デザインの自由度が高い素材です。医院の設計において、機能性と美しさを両立させることができます。特に、患者さんの動線や治療スペースの効率化を図りながら、癒しの空間を作り出すことが可能です。また、内部レイアウトの変更や拡張も比較的容易に行え、将来的なニーズの変化にも柔軟に対応できます。

優れた断熱性能とエネルギー効率

木造医院は断熱性能が高く、エネルギー効率に優れています。これは、冷暖房費の削減に直結し、長期的な運用コストの低減に寄与します。特に、快適な室内環境を維持することが重要な医療施設において、エネルギー効率の向上は大きなメリットです。木材と断熱材の組み合わせにより、快適な室内温度を一年中保つことができます。

環境への配慮

木材は再生可能な資源であり、持続可能な建築材料です。木造医院を建てることで、環境負荷を軽減し、エコフレンドリーな医療施設を実現できます。さらに、木材は二酸化炭素を吸収・貯蔵する特性があり、カーボンフットプリントの削減にも貢献します。環境に配慮した医院は、地域社会からの評価も高まり、信頼性の向上につながります。

耐震性と安全性

現代の木造建築技術は非常に進化しており、耐震性に優れた構造を実現できます。地震の多い地域でも、安心して利用できる安全性の高い医院を提供できます。木材の柔軟性は、地震などの外力に対して効果的に抵抗するため、建物の損傷を最小限に抑えることが可能です。これにより、患者さんとスタッフの安全を確保します。

経済性とコスト効率

木造建築は、施工期間が短く、コスト効率に優れています。プレカットされた木材を使用することで、現場での作業時間を大幅に短縮し、施工費用を削減することができます。木材は比較的安価であり、建築コストの抑制にも寄与します。また、軽量な木材は輸送コストも低く抑えられます。

RC(鉄筋コンクリート)との比較

環境負荷: RCは製造過程で大量の二酸化炭素を排出するため、環境負荷が高いです。一方、木材は再生可能で、環境に優しい選択です。
施工期間とコスト: RCの施工は時間がかかり、コストも高くなる傾向があります。木造建築は施工期間が短く、コスト効率に優れています。
デザインと快適性: RCは冷たい印象を与えることが多いですが、木造建築は温かみがあり、快適な居住環境を提供します。

木造の医院建築のまとめ

木造で医院を建てることは、自然な快適性、高いデザイン柔軟性、優れたエネルギー効率、環境への配慮、耐震性、安全性、経済性といった多くのメリットを提供します。医院施設建築の実績のあるフロンヴィルホームズ名古屋では、魅力的で安心できる医療施設を実現できます。

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災害時の備え

ペットと災害時に利用できる施設ということで、ペットの災害対策について考えてみましょう。
災害が起こったときに最初に行うことは、もちろん飼い主自身や家族の安全確保ですが、ペットの安全確保についても、普段から考え備えておく必要があります。
十分な水や食料の他、常備薬等も用意し、避難所や避難ルートを確認しておく等、いざというときに慌てないように、備えておきましょう。
避難するときは、ペットと一緒に避難(同行避難)できるよう、日頃からキャリーバックやケージに入ることなどに慣れさせておくことも必要です。
そして、避難所等においては、自治体の指示に従い、ルールを遵守し、他の避難者に迷惑をかけてはなりません。特に、避難所では動物が苦手な方やアレルギーを持っている方等への特別な配慮が求められます。また、避難や避難生活はペットにとっても大きなストレスとなる可能性があるので、ペットの行動も考えた十分な準備をすることが重要です。これは決して特別なことではなく、普段からペットの基本的なしつけや健康管理をし、ペットを様々な環境に慣らしておくことが、災害時の備えの基本になります。
現在ご自分が住んでいる地域で指定されている避難場所は、ペットとの同行避難が可能かどうかをあらかじめ確認し、可能な場合はその注意事項を管轄の自治体に確認する等して、ペットとの避難計画を考えておきましょう。

災害時にペットと過ごす場所

大切な家族の一員だから置いてはいけない! でも一緒に連れて行ってもいいものなの? と迷ってしまう方もいますよね。
2011年に起きた東日本大震災では、飼い主とはぐれてしまったペットや、ペット連れでの避難生活の難しさが多く報道されました。
国はこの時の経験から、2013年に「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を策定。

2018年には「人とペットの災害対策ガイドライン」へと改訂し、ペットを連れた避難に対してガイドラインが作成されています。

りんごの樹動物病院様が今回取り組まれている、ペットの災害時対策への取り組みは、全国でもまだ例が少なく、今後のモデルとして注目されることでしょう。