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2023.11.12

家づくりコラム

コロニアル様式の輸入住宅/伝統的なスタイルを、理想の暮らしに取り入れる

コロニアル様式の輸入住宅/伝統的なスタイルを、理想の暮らしに取り入れる

私たちは愛知県名古屋市、日進市、長久手市を中心としたエリアで、完全自由設計の注文住宅・輸入注文住宅のデザイン、設計、施工を行っています。輸入住宅と聞いて皆さんはどのような家を思い浮かべるでしょうか。今回は代表的なスタイルの1つ、コロニアル様式をご紹介します。

輸入住宅

一言で輸入住宅と言っても、そのデザインや思想はさまざま。私たちは北米から輸入した建材を使い、北米基調の家を建てることを大切にしていますが、そのデザインは元々、欧州から渡った人が広め、変化していったものも多いのです。その時代や土地に合わせて生まれ今に続く伝統的なスタイルを、お客様の理想の暮らしに結び付けるのが私たちの役割でもあります。

コロニアル様式


コロニアルは元々、「植民地の」「植民地風の」という意味です。1620年イギリスの清教徒たちは、宗教の自由を求めて、アメリカ北部のニューイングランド地方に入植しました。そこで建てた建物の様式を「ニューイングランド・コロニアル様式」と呼んでいます(一方、肥沃な南部のバージニア地方に、たばこの生産など経済の自由を求めて移り住んだ人たちが建てた建物は「サザン・コロニアル様式」と呼ばれます)。ニューイングランド地方は、針葉樹が豊富。屋根材にはシダーシングル、外壁は下見板を張り、寒さをしのぐため暖炉と煙突は家の中心に配置します。矩形平面(くけいへいめん)(※1)、切妻屋根平入り(※2)対称形デザインのケープコッド型と、切妻屋根の2階建て住宅の裏側の屋根を伸ばし、裏側からは平屋に見えるデザインのソルトボックス型があります。シンプルさや機能性の高さが特長で、現代でもアーリーアメリカン(※3)スタイルの代表的デザインとして、とても人気があります。
写真をご覧いただいてわかる通りそのデザインは非常にシンプルで、華美な装飾は施されないのが特徴です。輸入住宅に対して派手な家という印象をお持ちの方には意外に映るかもしれませんが、これも輸入住宅を代表するひとつの人気あるスタイルなのです。
※1 L字型などのように、長方形を組み合わされた形
※2 本を伏せたような山形の屋根。平の側(斜面がある方)に出入り口がある
※3 アメリカ合衆国独立前の時代1620年~1776年

コロニアル様式の実例紹介


今回ご紹介するのは岡崎市のK様邸。窓が規則正しく並んだ美しい外観のお宅です。
イギリスやオランダ、スペイン、フランスなど、欧州から影響を受けたアメリカの建築様式であるコロニアルスタイルを踏襲したK様邸の外観の特徴は、その落ち着いた色合いと佇まい。K様ご夫妻は、新築でも以前から建っていたかのような外観を目標とされていました。「半ツヤ」と表現することもある、光沢を抑えた色合い。素朴で質感のある色合いにすることで、新しくてもその土地にすっとなじむ家ができます。「ピカピカの新品ではなく、昔からあるような落ち着いた質感に」というリクエストは、実は多くのお客様からいただきます。新しさばかりを追い求めるのではなく、昔からあるものの大切さ、残っているものの価値を知る、本物志向のお客様が多いということだと考えています。
奥様の1番のお気に入りは洗面です。レトロ感漂う、渋い色合いのモザイクタイルでデザインしました。ここにも、外観と同じ落ち着いた質感を感じられますね。木の香りが漂う室内から、規則正しく並んだ縦長の窓を通して見る月は、それは素晴らしいそうです。これからは冬の輝く星空も楽しめます。K様が家を建てる前、各地で見かけた気になる建物は全て、フロンヴィルホームズ名古屋が建てたものでした。本物志向のお客様同士、求めるものやこだわりも、共通する部分があるのでしょう。

フロンヴィルホームズ名古屋では、オーナー様宅への訪問し、直接お話を聞くことができる機会もご用意しております。ご興味のある方は、お気軽にお問合わせください。